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ACCT(Apparel Cost Calculation Technology)システムとは

 現在の日本におけるアパレル業界における構造的問題はいくつかあるものの、今日縫製工場にとって、毎年の最低賃金アップによる労働コスト上昇、労働力確保などの対策は待ったなしの状況にあり、またアパレルにおいても国内生産サプライチェーン再構築に迫られています。
 そもそもアパレル企業と縫製工場の相対地位関係が、共存共栄のサプライチェーンの関係をなしていないことであり、対等なコミュニケーションを図るツールが欠如していたことではないかと考えられます。そこで当連合会で開発したシステムは合理的根拠の基で簡単に、即答できる「標準見積システム」と製品ごとの工程数、工程時間を実測、分析し、生産性を向上させる「サンプル作成積算システム」という2つのシステム構成で、製品ごとに適正加工賃(価格)を積算できるシステムを開発いたしました。
 普及の対象を組合員及び縫製企業とすることは当然ですが、アパレル企業への普及も重要であり、本システムの普及の鍵はアパレル企業も利用し縫製工場と「標準見積」という同じ土俵に立って適正かつ調整可能な縫製コストにつき協議をすることに大きな意味があるものと考えます。
本システムは相互にとって真に、タイムリーなコミュニケーションツールとして活用することで適正加工賃を運用していく成果に繋がり、ひいてはアパレル企業と縫製工場が真に「共存共栄」を目指すものと考えています。 


日本アパレルソーイング工業組合連合会
会長 井上 美明

システム利用の追加ご案内

2021.08.23

ACCTシステム バージョン2.1が8月23日(月)にリリースされました。
デザインから見積もり(積算)ができるように改良しています。
ACCT標準見積もりのデザインテンプレート画を(.xlsx形式)61型のデザインに改定しました。

2019.08.19

システムのバージョンアップに伴い、各服種ごとの下段にプルダウンを設置しています。
内容はデザインを文字表現したテンプレート形式になっています。
デザイン画をご参考にして頂き、プルダウン(▼)の文字表現テンプレートを選択してご活用をよろしくお願い致します。

ACCT概要図